三千綱再生ゴルフ塾 6



タケ小山が「いいじゃないですか」といったスイングだが、たしかに見た目にはよさげに見える。
それにあたりも強かった。
離婚してもまだ可愛らしいキャディさんが「ナイスショット」と思い切り声をあげたものである。
ついでながら、なぜヨーロッパでは今でも「ナイスショット」とあまりいわないのは、それはかつて飾り窓の女が客に、せーぇーくすの後で言った言葉であったからである。
「よかったわ、また来てね」の意味である。

ともあれ、ナイスショットのはずのボールは途中から左に行き、OBゾーンに消えた。八王子CCの15番パー4は左にOBをかましやすいホールであるが、ミスはミス。
「OBになった」
とタケ小山にいったが、風呂上りの彼は汗を拭きながらじっと見つめている。
それで次に17番ティで撮った映像を見せた。
それがこの映像である。

真後ろからキャディさんに撮ってもらったもので、こういう風に見ると、スイングプレーンや、右ひじの使い方、ダウンに入るときスタンスとクロスしていないかよく分かる。
拙者はテークバックのときにはスイングプレーンに沿ってあげることを意識しているので、クロスするようなことはないと信じていた。

ところが、この映像を見て、上も下もつるつるに磨きこんだ勾玉のようになったタケ小山は
「あ、これはだめ、ダウンスイングで右手が一番先に降りてきてしまっている」
といった。さらに。
「右手はスイングでは最初に動くところでしょ。だったら、それは一番最後に降りてこなくてはいけないんですよ。それは基本中の基本です」
つまり、拙者は基本から間違っていたということか。しかし、それは師匠の高橋勝成氏にも指摘されたことはなかった。
「右手が先に降りてきているようには見えない」
実際、そうはみえなかった。どうだろう、諸君。





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# by michitsuna2 | 2017-07-21 11:23 | 三千綱再生ゴルフ塾 | Comments(0)

<三千綱再生ゴルフ塾・5「水無月杯」>


○水無月杯

7月2日は水無月杯である。前日まで参加するかどうか迷っていた。だが、午後4時の締め切り前に、とりあえず出てみようと思った。消極的参加である。

免疫力アップの基本は「積極性」である。
それだけでいい。そう思い実行することで、自律神経が正常に働く。
免疫力とはもともと人間の体に備わっている防衛力である。
それがストレスなどで自律神経のバランスが崩れると免疫力が失われ、ガンを体に呼び込む。

自律神経とは交感神経と副交感神経のことである。このシステムが互いに尊重しあって初めて体は正常に働く。

体の病気は白血球によって駆逐される。
この白血球には顆粒球とリンパ球があり、リンパ球はガン細胞など異常な細胞が発見されるとそれを抑える働きをする。
このリンパ球は神経をリラックスさせると生まれる。
反対に緊張しすぎると顆粒球が増えてきて、これは普段は体の興奮を抑える機能をもっているが、ストレス過多で顆粒球が増えすぎると、今度は興奮しすぎて体の組織を破壊し出す。

免疫力はリンパ球を生みだし、リンパ球は体を護り、病気を治癒に向かわせる。
「消極性」はその免疫力を失わせ、体を弱めてしまう。

何故、こんなことに詳しいのかというと、私は肝硬変で肝臓を壊死させてしまい、だるさから何もする気がおきない病いに侵され、それが4年間もつづき、ただ、息をしているだけの生活を送ってしまったからだ。それがいけないと気付いて、免疫力アップを極めることにした。

それこそがゴルフ再生の第一歩になるからである。

競技出場をためらっていたのは、秋に岩波書店から刊行予定のエッセイ集のまとめに10日間ほどかかり、その間はほとんど家から出ることなく仕事をしていたから、体がなまり、あちこちが痛み、階段を上がることすら苦労するほどであったからだ。

その日、食事もとらず、コースに向かった。私たちの組にはふたりだけだった。変な老人は私を見て、もうゴールドシニアになったかい、と訊いてきた。それは80歳以上を指す。変な爺と一緒の組になってしまったと私はますますやる気を失った。

映像は15番のティショットである。
この日、風呂場でタケ小山プロを見つけた。彼はキンタマの皺を伸ばしてそこに泡を刷り込んでいた。上も下もつるつると血色がよかった。上下がよく似ていた。
そのタケ小山は風呂場でこのスイングを見て、「いいじゃないですか」といった。
ところが結果はよくなかったのである。

ボールは途中から左に行き、OBとなったのである。
その原因は次回に解説する。


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# by michitsuna2 | 2017-07-04 18:47 | 三千綱再生ゴルフ塾 | Comments(0)

<三千綱再生ゴルフ塾・4「タケ小山の指導でクラブハウス前でスイングする」>


〇タケ小山の指導でクラブハウス前でスイングする

八王子のクラブハウス前。
昼過ぎからタケ小山師範代はアプローチの練習に来ていた。
拙者は水無月杯に出て、昼食を終えてインのティに行くところで彼をみつけ手を上げた。
「屋根裏のプロゴルファー」の仕事のあとできたものらしい。
これからスタートするといったら、終わるまで練習していますよ、と返事をした。
戻ってくると、彼の姿はなく、ふとキャディマスター室の前を歩いている姿を見つけた。呼びかけたが、風呂に入ったばかりのようで赤いシャツを着てキャディバッグを担ぎ、スタコラといってしまう。
勝成師範に師事したが、ここはやはり師範代にカムバックしてもらわなくては、生きた教材になりえない。クラブハウスの玄関脇で呼び止めると、ほいほいとやってきた。



 「このスイングをみてくれ」
15番のティショットを真後ろから撮ったものをみせる。キャディさんの「ナイスショット」という声が入っている。しかし、実はあまり距離は出ていなかった。180ヤードくらいだろう。

 「テークバックはいいですよ」
とタケはいった。
 「でもダウンからフィニッシュにかけてヘッドが離れていっているでしょう。ほら、肩が外に向いているでしょう。これはグリップが身体からインパクト後に離れていってしまっているんです。これでは力が逃げてしまいます」
 「ではどうするの?」
 「こうクラブと一緒に回転させるんです。シュっという感じです。インパクトの瞬間右手を返すといいですよ。そしたら身体の一番近いところをグリップが通ります。それで無駄なエネルギーがなくなります。シュッですよ」

 グリップを身体に沿って回転していく。ビュンと音がする。
 「身体の幅の中でスイングするんです」
つまり勝成師範のいう、「身体の近いところをグリップエンドを回転していかせる」ということになる。勝成氏と同じ指摘である。ふたりにいわれたら直すしかない。
 「昔、よく電話ボックスの中でスイングしろといわれたなあ。そこから肘をはみ出させるなとね。あれかな」
 といったがタケ小山は頷いた。

 「それはともかく、スイングに迫力がない。力強さがないんだ」
 「それは体重が軽いから仕方ないでしょう。力強さは体重と比例します」という。
タケ小山師範代の腹は心なし出てきたようである。文化放送のMCでギャラがどんどん振り込まれてステーキを食い過ぎたせいだろう。彼は毎月牛一頭喰っている。

 「このヘッドがインパクト後に離れていくのは、かつてインサイドアウトのスイングを練習していたからじゃないですか」
 「うん、インアウトでドローを打てと随分言われた。年末のBSジャパンで田中健君とゴルフ録画したとき、シニアの田村尚之プロにもそういわれた」
 「インサイドアウトに振れということですか」
 「そういわれた気もするが、それは以前から色々なレッスンプロにいわれていたことで、田村プロからはテークバックで右足に重心を置いたら、その位置で振り抜けといわれた」
 「それは右肩が突っ込んでいく人に対してのアドバイスじゃないかな。ミッチは右肩は突っ込んでいないですよ。ただ、グリップエンドがインパクト後、左に離れていくんです」
 「それでどうしませう」
 「ビュンという音を出すんです。インパクトの音ですよ。快音です。快感ではありません。快音」
 「快感もいいなあ」
 「肝硬変でしょ。それはもうあきらめた方がいいですね」
 「師範代は愛人はいるのかね」
 「愛人かあ。あ、FBでいい加減なことを書かないで下さいよ、妻が、あんた愛人がほしいんだってね、と笑って言うんですよ」
 「嫉妬されるだけましだ。それでビュンの快音を出す極意はありますか」
 「さっきもいいました。ミッチの場合は、インパクトのとき右手を返すようにすればいいんです。素振りで作れますよ。そうすれば身体も自然に回転していきます。左脇も開くことがなくなるし、全てのエネルギーがインパクトに集約されるようになります」
 「230ヤード飛ぶかな」
 「それはセーックスをするようなもので無理でしょう。病人だし、力がないですからね」
 「分かった。ともあれ、かつてインサイドアウトのスイングをしていたことが悪い癖になって残っているだな。よし、インパクトでグリップエンドを臍に向けるのを意識しつつ、右手を返し、ビュッと快音をさせる」
 「そうすれば意識しなくても体重は左に乗っていきますよ。今はまだインサイドアウトの癖が残っているので、ベタ足というより、右足の踵が最後まで地面にひっついていますからね」
 「ありがとう。2万円分のレッスン料だな」
 「ぼくはレッスンはしない主義なんです」
 「つまりカネはいらないと」
 「いりませんよ。ミッチと元タイトリスト社の渡辺さんはぼくの恩人ですから」

これから実家に戻って改築した風呂を見ることになっているので、といってタケ小山師範代は去っていった。
映像はそのとき師範代の指導の下、ビュンと音がするように右手を返して素振りをしたものである。


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(写真はタケ小山師範代のテークバック)
2017年4月、三千綱誕生日コンペのときのものである。
インパクトは撮りそこなったが、270ヤードのビッグドライブ。この日のスコアは78でした。









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# by michitsuna2 | 2017-06-19 14:51 | 三千綱再生ゴルフ塾 | Comments(0)

<三千綱再生ゴルフ塾・3「月例会」>


〇6月 月例会 

練習場ではアイアン、ドライバーに限らず、グリップエンドを臍に向けて振り切ることに心がけた。
そうはいっても、ボールを前にテークバックをしているうちにスイングプレーに沿ってヘッドを回すことに気がいったり、トップでは深くヘッドを持って行こうとして、ついインサイドに回してしまう。インサイドにヘッドを引くという動作はない、と勝成プロに教わったが、シャフトがついインサイドに入ってしまうのがわかるのである。
それと、アイアンではボールの赤道を目掛けて打っていくようにいわれたが、トップがこわくてつい腕が縮んでしまう。
それに赤道を目掛けると実際にトップボールがでる。
それでその打ち方がやめることにした。それは勝成プロのやり方であって、練習量の少ない作家には向いたやり方ではない。つまり勝成プロはむごいのである。この場合、プロは自分のやり方を強要していると判断した。
 
三千綱流ではどうするか。

まず、69歳に練習量を求めるのはむごい。
それで私は自己流を求めることにした。
ではどこを見るか。
私個人はまずボールの上から見て打った。
それでやってみたが、まだしっくりこない。どうもトップがこわい。
それでボールの左端を見て打った。
これはいいボールが出た。
時折なんだかわからないボールもでたが、2008年版中古、2万8千円、格安のゼクジオ5番アイアンでも、ずいぶんいいボールがでた。とにかくよくボールを捉えられるのである。
 

月例会の朝、まずパッティングをしてから練習場で50球。
だが、体が重い。
血流が悪い。
これは糖尿病のものにはすぐわかる。だるいのである。
数球打つと疲れた。
腕をあげるのがつらいのである。
9番アイアンとサンドでごまかし、クラブハウスに戻って水を飲みながら休憩した。

10分程してアウトに向かった。
小林淑一氏と衣笠、海老沢のふたり組。若く見えた衣笠氏だが59歳になるという。海老沢氏は40代。ふたりともよく飛んだ。とくに衣笠氏は痩せ型で背も170センチくらいだが、その飛距離は250ー60ヤード。掛け値なしに八王子では1、2の飛距離だ。
それに実に謙虚である。
ふたりとも初対面だったが、気持ちの良いひとたちで、しかもうまい。衣笠氏は前半を36で回った。
私はゴルフのときは昼飯を食べないのだが、ふたり組の話が聞きたくてそばを相伴した。
衣笠氏はとくに運動はしたことはないという。ゴルフを始めたのも偶然らしい。普段は車にのっているのでここにきたときは全行程歩くという。
ふたりともカートには乗らない。
海老沢氏いわく。
「衣笠さんは肩の筋肉が柔らかいですよ、飛ぶ秘訣はそこにあるようです。天性ですね」
ピッチャーをやる人はもともと地肩がつよい。努力せずに、投げ方もしらない最初から60メートルを投げる。
地肩が弱い人は努力を重ねて60メートルを遠投できるようになる。
その頃には、投げ方のフォームを教わった地肩のつよい人は80メートルを難なく投げられるようになっている。
わたしは限界を見た思いだった。
衣笠氏のフォームは柔らかく、凄みを感じさせない。
あんな感じかあ、と思って行ってみると、トップアマの飛距離なのである。とても59歳の飛距離ではない。タケ小山もビックリである。我が師、勝成プロより飛ぶ。
後半は39で79になったが、いくつかアプローチにミスがでた。
私は99であった。
ハンデ23。
いくら糖尿病、胃ガンだといえ、アプローチ、パッティングは病いの言い訳にはならない。
大叩きの原因はバンカーショットにあった。
研修会にいたころは「砂の三千綱」といわれたほどサンドセーブ率が高かった。
それがトリプル3つ、ダブルパーふたつ、それはほとんどがサンドウエッジでのミス。しかもシャンクであった。
左足を開き、サンドのフェースも開いてのショットがことごとくトップしてしまい、4つめでようやくバンカーから脱出する有様であった。
この日はアイアンでボールの「左をみる」も「グリップエンドを臍に向ける」もへったくれもなく、ただただ、「なぜ」と考え続けた。この日はアクセスのクラブを使った。

〇「月例会から二日後の練習日」

翌日は疲れで眠った。
火曜日に練習場にいき、サンドウエッジで100球打った。この日は中古のゼクシオアイアンで練習した。なんだかうまくいった。
サンドのフェースを開くが、カット打ちはやめた右足は狙う方向に向けた。
サンドはミズノ。練習用である。
あとはゼクシオの50度、60度。どちらもダイワのサンド、11番より歯切れが良い。
そもそもダイワのサンドウエッジを未だに使っている者などいない。でも私は愛用している。
しかし、シャンク病にはまいった。

17日に「水無月杯」があるが、ゼクジオのアイアンとミズノサンドを使ってみようかと思う。
練習不足だが、本戦で使ってこそ合うか合わないかが明確になる。
練習場のマットの上ではだれしもシングルになれる。






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# by michitsuna2 | 2017-06-19 14:50 | 三千綱再生ゴルフ塾 | Comments(0)

<三千綱再生ゴルフ塾・2「ゴルフ実践」>
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〇ゴルフ実践

この日は友人でシングルハンデの高橋健二氏ともうひとり横浜在住の管氏75歳。エージシュートをした人だ。
中央都留cc.ハゲタカファンドのPGAのコースの一つ。経営難で買い取られたところだ。もともとは面白いコースだった。山の中に作られたコースで多くの鳥や狐、猪が追いやられた。実際、時折向こうに連なる深淵なる山並みを眺めると、ここにゴルフコースを造ろうと発想した人間の傲慢さが分かる。土木技術以前にここは自然が闘う場所であって人間が立ち入るところではなかった。潰れたのはバチが当たったからだ。それを食い物にするPGMはアメリカの化け物だ。

1番のティーショットは元気よくやりすぎて右肩が左にのめり、テンプラ。
残り191ヤードをU17で打つとすごい崖で見えなかっのだが、いってみると3メートルにのっていた。
グリーンはでこぼこであった。当然入らない。

そんなこんなで88のスコアーだったが、面白くなかった。値段は6232円。単なるスルーである八王子の月曜日はバイキング料理込みで、キャディなしでメンバーなら7700円だ。
健二氏は79。管氏は85。ふたりともゴルフパートナーのオリジナルドライバーを使っている。

健二氏は私のアイアンは25年前のアクセスだと知ると、もうシャフトが駄目になっている距離が合わないのはそのせいだ。
「どんな中古クラブでも7本で4万円を出して買えば、今のクラブよりずっといいものが手に入る」
といわれ、ゴルフパートナーにいき、ゼクシオの2008年ものを28000円、7本セットを買う。ついでに4500円のU19をRシャフトを買う。合計31000円にしてくれた。

翌日練習場で打ってみたらなかなか感じがいい。
ゼクシオをずっと何代か使っている小林淑一に聞くと、あちこちに4セット置いてあるがまったく違和感がないという。
新製品を出してもデザインを変えるくらいでもう性能に変化はないという。

競技までに慣らしておこう。





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# by michitsuna2 | 2017-06-14 16:21 | 三千綱再生ゴルフ塾 | Comments(0)